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第6試合:会社がダメになるとき

雑記

まず前提として言っておくべきなのは、オレは決して有能ではない。かといって、どうしようもないほど無能でもない。中途半端の下といった人材だ。仕事にやる気もなく、下っ端の工員で十分満足な人間であることだ。

さて、こんなことがあった。相変わらずオレが怒られていた時の事。オレの上司がこういった。『相談がない』

実は相談していた。別の上司にである。オレはその別の上司をチラリと見たが、その人はオレに目を合わせてくれなかった。

こんなもんである。後々のこと、オレは別の上司とふたりきりで話す機会があったのだが、『相談したあとそのままにしたのか?それはおかしい』と怒られた。

怒られるのはまあ良い。オレも直属の上司に相談すべきだったのだから。

しかし、その後、別の上司はオレを敵視するようになった。オレが面倒を起こす敵だと思うようになったのだろう。オレはその人と親しいと思っていただけに多少ショックだった。

オレの働く業界は今後絶対に浮上することのない業界だ。完全国内需要型の印刷と言えば、わかる人にはわかるだろう。

親会社は確実に工場を締め上げている。すると、工場はギスギスしていく。居心地も悪くなる。すると、オレみたいな中途半端に無能でおとなしいのから、吊るされる。別の上司はもう二度とオレを助けてくれないだろう。

彼はオレに言った、『会社を辞めて地獄を見たらいいんだ!』

おそらく今の工場は他に比べたら、まだマシと言うことと、オマエなんかいらないってことを同時に言いたいんだろう。

会社が儲からなくなると、確実に人間関係が悪くなる、仕事の負荷が強まる。真っ先にやられるのは、オレみたいなハンパモンだろう。しかし、地獄ってね……。昔はもうちと居心地よかったんだが……。