第15試合:個人的まとめ 『SUPER J-CUP 2016 決勝トーナメント 有明コロシアム(東京) 2016/08/21』

新日ジュニアの定義って体重100kg未満ってことだけらしいですね(ウィキ参照!)今回の出場選手を見てみると平均して身長は170cm後半、体重は80kg前後になるでしょうか。これ位の体型なら日本人でもそう珍しくありません。

つまり、日本人レスラーで一番選手層が厚いのはジュニアだと思うんですよ。海外は別にして日本人レスラーでオカダ・カズチカのような本物のヘビー体型のレスラーが滅多にいないのは、新日ファンならご存知だと思います。

一番選手層が厚いジュニアゆえ類稀な能力を持ちながらもスポットライトが当たらないレスラーがいる。そういうレスラーを発掘するのが目的で、今回、SUPER J-CUP 2016が開催されたわけです。

コンセプト自体は間違っていないと思うんですよ。でもね、SUPER J-CUPの本戦よりそれ以外の試合の方が面白いってどういうことですか?

この時点で今回のSUPER J-CUP、失敗だと思うのですよ!

本戦でおもしろかったのは、マット・サイダル vs ウィル・オスプレイ戦だけ。その他の本戦は、こりゃあ、もう酷い試合ばかりでした(特にノア勢!いや、ノア勢!!

えっとですね、ライガーがいくら『ジュニアこそ関節技!』といったところで、ジュニアの目玉はやっぱり華麗な空中戦と目まぐるしい攻防だと思うんです。ヘビー級にできない試合をする、ジュニアにとって重要な要素です。関節技はヘビー級だってできます。ヘビー級レスラーにはマネできない華麗な空中殺法と静から動へと一瞬に切り替わるスピード感、これがジュニアの売りでしょう!ヘビー級に対するジュニアでしょう!

はい、それでは言っちゃいますよ!

 

ノア勢、おっせーんだよ!!

 

確かにクシダには華麗な飛び技はできないです、飛び技ができないからこそクシダ選手は関節技を売りにしてるんです。それは別にいいです!そういうレスラーがいてもいいじゃない!

ただですね、クシダ選手は決して遅くないです、なんだったら速いです!クシダ選手の関節技の攻防は、時として会場のお客様を置いてけぼりにする位、目まぐるしく変化してきます。攻めらていると思ったら攻めてる、やったか!?と思った瞬間やられている、相手の腹を探りながら一瞬で切り返すスピード感こそ、ジュニア選手にとっての必須条件であり、クシダ選手の良さでもあります。

ただし、クシダ選手の良さを引き出すにはある条件があります。その条件とは、対戦相手にもクシダ選手同様の力量が求められるということです。

うん?えっと……今回出場したノア勢は一流ばかり、クシダ以上の力量を持っているだって?

 

ないんだな、それが!!

 

決勝戦を例にとると、金丸選手とクシダ選手の丸め込み合戦、ふにゃふにゃしてます(笑)セコンドの介入、センスなしです(笑)

あのですね、とにかくこの試合、キレとミエがないんです(断言)

スピード感ってなんでしょうか?これは単純に『速い』だけではないですよね。『停止から動作への間が速い』ことも含まれるんです、要は『加速度』です。えっとですね……

 

ないんですよ、加速度が!!

 

そうです!これが言いたかった!決勝戦、ずっと金丸選手がクシダ選手を攻めてました。クシダ選手の首を一点集中攻撃です!さて、クシダ選手が一瞬で切り返したシーンありました?

 

ねえーーーんだよッ、それが!!!

 

いつまで経っても、金丸選手がダラダラ首を狙って攻めるだけ!ほんとダラダラ攻めてるだけ!素早い攻防、一瞬の切り返し、ジュニアの醍醐味、まるでなし!

クシダ選手はいい選手ですからね。試合の終盤は面白かったですよ。でもさ、決勝戦が金丸である必然性はないですよね。別に誰だっていいでしょ?

決勝戦の相手はサイダルかオスプレイの方が盛り上がってたでしょうね。あるいは、ライガーでもよかったかな。だからさ、クシダの優勝に文句あってもいいと思いますよ。新日主催で新日レスラーが優勝かよってツッコミもありでしょうね。

ノア勢悔しいよな!拳王、石森、金丸、ノア勢に全部勝ってのクシダの優勝。結局、クシダの引き立て役かよって不貞腐れる気持ち、すごくわかるぞ!

 

でもさあ……。

 

プロレスラーだったら、負けても爪痕くらいは残してみせろよ、負ける試合で光ってみろよッ、エーッ!(蝶野風)

 

そこだよ!『SUPER J-CUP 2016』で爪痕残したレスラーいたのかよ!エプロンサイドでの垂直落下式ブレーンバスターみたいな危険技を失敗してるようなレスラーを決勝にあげるなよ!

『 SUPER J-CUP 2016』はクシダ選手の優勝で幕を下したわけです。もうね、新日勢と他団体の差が如実に現れた大会といっていいですかねえ……。

 いやあ、『 IWGPジュニアタッグ選手権試合』とCMLL勢による『スペシャ6人タッグマッチ』はおもしろかった!SUPER J-CUPの本戦を見た後だと、なお一層楽しめますよ!たまには『つまらない試合』も見ましょうね、おもしろい試合がよりいっそう面白くなるから!