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第84試合:プロレスってさ必ずやられてる時間があるでしょ? 人生も一緒、辛い時や苦しい時はやられてりゃいいんですよ。 (武藤敬司)

人生とはプロレスです。武藤の言うことはよくわかります。確かにそうです。ただ残念ながらスケールが足りない。

 

元気があれば、なんでもできる

(アントニオ猪木)

 

この年齢になってようやくわかるんですけども、元気がある状態ってすんげえハードル高いんですよ!

確かに元気がありさえすれば、なんでもできそうです。でも肝心の元気がない!

さすがアントンです、生きることは生き残るコト、過剰な生命力こそがもっとも重要であると説いています。

 

で……

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この本を買おうか悩んでおります。僕は新日信者でありながら読んだことがないんですよねえ。意外と近所の本屋に売ってないんで……。

 

realhotsports.com

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で、ちょっと『アントニオ猪木自伝』を調べていた時に見つけた記事です。

 借金苦について猪木自身はこう述懐している。
<私は自分らしさを失っていた。金のことしか考えられなくなっていた。考えることは、スポンサーにいい顔して、何とか金をせびろうということ。ある人に会うために丸一日ロビーで待たされたこともある。それでもまた行って、また一日じっと待つのだ。何日も何日も……。>
<本当に心から楽しいということが、私の人生からすっぽりと欠落してしまった。>
<そんな中で毎日“燃える闘魂”としてリングで闘わなければならないのである。
控室で、今日こそいい試合をしてやろう、と気合いを入れて汗をかき、よし、と思ったときに、場内放送が聞こえて来る。
「猪木さん、電話です」
電話を取ると、案の定、手形が落ちていないとか、振り込まれていないという用件だ。せっかくの気合いは一瞬にして萎み、膝の力がガクンと抜けてしまう。落ち込んだ状態で控室に戻り、自分の試合までの時間、じっと座ってあれこれ悩んでいる。周りが何を言っても上の空だ。>(『猪木寛至自伝』新潮社)

 いやにリアルな描写ですね、実際のトコわかりませんよ、だってアントンだもん(笑)借金だって自分で招いた自業自得と言えるかもしれません。

しかし、さすがはアントンです。こんな状態でも元気にリングに上がっていたわけです。確かに元気があればなんでもできますわ(笑)

猪木の「天敵」だった前田日明が突如、「猪木は偉大だ」と言い出して驚いたこともあった。
「やっぱり猪木さんは偉大ですね。もし、自分がアントニオ猪木の人生を歩んでいたら、とっくに自殺してますよ。ふっと振り返ったら自殺するしかないような断崖絶壁にいて、それでも前を向いて歩いている猪木さんは本当に偉い。尊敬に値する」

はい、常に敵を作る男、前田日明兄さんですら苦労を重ねると『アントンの偉大さ』がわかるようで、掌返しです(笑)ちなみに前田日さんは自分はアントンの悪口を言いまくる癖に他人がアントンの悪口を言うとブチキレるそうです。愛憎半場なんでしょう。

こんな微笑ましいエピソード満載のアントンが本気で自殺を考えたことがあるそうです。それがかの有名なアントンハイセル事件です。

アントンハイセルとはなんでしょうか?

 サトウキビから砂糖を作る→山のような搾りカスが出る→放置すると土質を悪化させる。
「環境問題を解決するぞ! だぁあああああああ!」
ブラジルには牛が1億頭以上いるが、肉が不足している。
国民にたんぱく源が充分に行き渡らない。
乾期の間、エサの草が枯れてしまい、牛の成長が遅いからである。
「食糧問題を解決するぞ! だぁあああああああ!」
サトウキビの搾りカスを牛に与えてみる→牛はサトウキビの繊維をつなぐ役割を持つリグニンという物質を消化できず下痢をしてしまう。
妻・倍賞美津子のママ友から紹介された男は、「リグニンだけを食べる細菌」の研究をしていた。
→サトウキビから砂糖を作る→砂糖を売って大儲け→搾りカスをバイオ技術で牛のエサに変える→ブラジルの牛の成長スピードが倍になる→牛を売って大儲け→牛の糞でサトウキビの肥料を作る→サトウキビがぐんぐん育つ→(行頭にもどる)。
「無駄のないサイクル! だぁあああああああ!」
わずかな出費でサイクルは動き出し、大金を生み続ける――

 はい、もうわかりますね。こんな事業に金を出すアントンがおかしい。見えてる地雷です。で、案の定こうなります

 <あの人に会いなさい、彼に会った方がいい、といろんな人を紹介してくれるのだが、その度に金を取られる。工場を建てると言えば、建設屋に騙され、機械を設置するときには機械屋に毟られる。金目当ての連中が群れをなしてたかって来るような感じだった。>

 徹底的に金をむしられたアントンでしたが、牛なんて草でも食わせてりゃ成長ははするんです。丸々と太った牛さんもようやく出荷です

しかし、アントンです。失敗の仕方も常人とスケールと角度が違う!

<ところが、ようやく牛の出荷というときになって、信じられないことが起きた。あまりのインフレに追いつめられたブラジル政府が、物価の凍結令と食肉の強制出荷令を発令したのだ。私の牧場の牛は、軍隊によって一頭残らず持って行かれてしまった。>

<金と手間をかけて育てた牛が、ただ同然で消え、後には五億の借金だけが残った。>

まさかここでブラジル軍が出てくるんですよ!まさかの軍隊!戦中かよ!すげえよ!さて、ここまでくると、さすがのアントンも自殺を考えます。

 

 

sp.plus-blog.sportsnavi.com

 

で、自殺を考えるアントンはどうしたのか?

「この俺がただひっそりと死ぬのではあまりにもつまらない。 この俺が死を賭けて戦えば、百獣の王と呼ばれるライオンが相手であっても勝機があるのではないか?猪木対ライオン、これならラスベガスを舞台にして数万の観客を呼べるだろう。さらに全世界に向けて中継もされるに違いない。これ以上のイベントがはたしてあるだろうか」  「俺と対戦相手がシルクロードの両端から歩いてきて、両者がぶつかった所で戦うというのも面白いかもしれない。 いや、それならば俺が太平洋を自力で泳ぎきり、着いた海岸で対戦相手と戦うというのはどうだろうか?」  ・・・・などなど、猪木の妄想は盛り上がっていき、結局自殺の事などどうでもよくなったようなのでした。 

これが新日本プロレスを産み出した男、アントニオ猪木ですちなみに……

最初に考えたライオンとの戦いは一応本気だったようです。 実際に野生のライオンを生け捕りにして、新日本プロレスの道場近くで飼育していたらしいです。 もちろん猪木本人が餌をやったりすることなどはなく、しまいにはライオンを飼っていること自体を忘れてしまったみたいなんですけどね(笑)

噓かもしれませんよ(笑)でも、アントンならやりかねいとも思えますね。冗談と本気の境界線を綱渡りするのがアントンですから!

 

 

なんにしろ失敗って自業自得の側面があるんですよね。なにかしらの自業自得がある。アントンの失敗なんて全部自業自得ですよ(笑)

 

しかし、アントンは失敗にめげない!

 

マッチポンプですよ、確かに。自分で招いてますよ、確かに。でも、めげない、ただでは起きない、こんな男が新日本プロレスを作りました。

 

お判りでしょうか?そうです!

 

元気があればなんでもできる

 

元気があれば、モハメド・アリと世紀の大凡戦をしてみたり、アクラムペールワンの目ん玉に指突っ込んだ上に腕の骨を折ったりもできるんですよ!

 

元気さえあれば、なんだってできる!

さあ、みなさん、元気を出していきましょうか!!